Monday, February 10, 2014

最終選考会

休日の土曜日にキャンパスに来ると見慣れない顔がいるなと思ったら、今日は新入生の最終選考会(Candidate Weekend)である事に気づいた。私が知る限りアメリカの大学は普通、書類選考(そして場合にほとんどの場合卒業生とのインタビュー)を通して学生を選抜する。しかしアブダビ校では最終選考会というものを実施し、 学生を実際にアブダビに招待する。年に4回ほどこの行事があり、毎回80人〜100人ぐらいの学生が世界中から呼ばれる。学生は週末2日〜3日間ほどアブダビで過ごしキャンパスを見たりアブダビを観光し、学校生活を垣間見る事ができる。その際の渡航費など諸々の費用は払ってもらえる。
アブダビ校がこのような事を行う意味合いは二つあると思う。第一に優秀な学生を選抜するため。書類選考では学生で見極めるのに限度があるからである。書面上では学業が優秀で活発な学生だが、実際に会ってみると社交性があまりなくまた英語での会話も苦手だったというケースもあると入学選抜担当者が話していたの思い出す。 このように書類上だけでは判断できない人間性を見極めるためアブダビに呼ぶというのが大きな理由だろう。また第二に、優秀な学生を確保する事である。アブダビ校に出願し、 最終選考会に呼ばれるような学生は大抵他の大学も受けており、複数校から合格をもらう場合が多い 。アイビーリーグやケンブリッジなどの海外名門校とアブダビ校、複数合格した学生を引き抜くためにアブダビ校の魅力を充分に伝える必要性があると大学は考えているのだろうと私は思う。現に最終選考会では、面接や模擬授業などに加え最高級ホテルのエミレーツパレスでの晩餐会や砂漠ツアーもあり学生がアブダビ校だけではなくアブダビ・UAEという場所を知ってもらおうという大学側の強い意志を感じる。

*Candidate Weekendについて興味のある方はアブダビ校の後輩のブログ(英語)を読んでみるとまた面白いかもしれない。

キャンパスでの昼食会、準備中
2年前私が最終選考会の時に撮った写真。アブダビのビーチ





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