Friday, February 7, 2014

王族の邸宅に泊まる事になった


先日UAEを形成する7つの首長国の1つアジマーンを統治する王族の一人 (Sheikh Abdulaziz)が来校された。Sheikh AbdulazizGreen Sheikhと呼ばれ(SheikhとはUAEでは王族に使う敬称のようなもの。Green Sheikhのウェブサイトはhttp://www.greensheikh.com/ )環境意識を高める活動を行っている。この度の来校はSheikh Abdulazizと一緒に週末を過ごす学生を選抜するためで私は運良く彼と一緒に週末を過ごす学生の一人に加わる事ができた。 アブダビ校では学校側が様々なアカデミックプログラムを開催していて、それらの多くが応募すれば参加できるというものが多い。私も去年は春休みにエチオピアに病院を視察するプログラムに参加したし、授業の一環として学期中に週末を利用しイスタンブールやネパール、サウジアラビアに行く機会も学生にはある。費用は全て大学が負担してくれる。
話が逸れたが、私は来月2日間Sheikh Abdulazizの邸宅に泊まり現地の文化や彼の活動などについてアブダビ校の男子学生七人と一緒に学ぶ予定である。 アブダビに来た当初はあまり現地の文化というものに正直あまり興味はなかったが、不思議な事に冬休みの間にアブダビを離れ少しずつUAE国民の文化に興味を持ち始めた。
UAEは少し奇妙な国で、UAE国民は人口の3割ぐらいしかおらず残りはインド、パキスタンや東南アジアからの移民などである。またアブダビ市内ではUAE国民(私たちはEmirati ・エミラーティと呼んでいる)の文化を知るというのは困難である。確かにグランドモスクやエミレーツ・パレスがあるがそれは長く受け継がれてきた文化を表すものではなく数年前完成した物だ。ドバイのBurj Al Arab, Burj KhalifaPalm Islandsのような華麗なホテルや奇抜な建造物は確かに一目を惹くし当初は驚くがそれが徐々に退屈になってくる。
これと言った明確なきっかけがあった訳ではないが私に心境の変化が訪れたのは、冬休みに12月ウクライナに約10日間スキーとをしに行き、さらに3週間フィレンツェに滞在した間だろうか。隣の芝生は青いというが、アブダビにいる時はヨーロッパが良い、日本が良いというがいざヨーロッパに行くと今度はアブダビのUAE文化を知りたくなる。しかしいずれにせよ、王族の方に呼ばれるという素晴らしい機会を得たのでこの体験を充分に享受したい。


写真は寮から撮った近くのモスク


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